2014年02月20日

地図と環境

今日はいつもよりちょっと広い視野で、「地図」を見てみようというお話。


唐突ですが、みなさまの家の近くに川は流れていますか?
思い当たる川があってもなくても、地図を広げて見てみましょう。
川を示す青い線。
それはどんな場所に始まって、どこへ繋がって、どんな海へ流れこんでいるでしょうか。
源流から海までを追ってみましょう。

川は、複数の小さな流れ(支流)が合体してできあがっています。
また周りの土地にはデコボコ(=山谷)があり、雨が降れば川に向かって水が集まります。
川の材料となる水が集まる範囲を「流域」と言いますが
等高線の載っている地図ならば、丘陵を一つの線でぐるりと囲うとわかりやすいでしょう。
こうすると、「流域地図」という“地図”を作ることができます。


イメージ↓
img_top_about_watershed.gif
これは東京都町田市を源流に、横浜市鶴見区まで流れている鶴見川の「流域地図」です。
鶴見川には、これだけの地域が関わっているんですね。


このようにして、大小様々な川を軸にして日本列島に線引き作業をやっていくと…
(途方もない事かも知れませんが)
いつも見ている、市町村で線の引かれた地図とはかなり異なる日本地図ができあがります。
ほとんどの地域はどこかしらの川の流域に属しているのだそうです。
お子様の自由研究などにいかがでしょう。暇があればぜひ。



山に降った雨は川に集まり流れとなって海を目指します。
IMG_3372.jpg
つまり、川を介して山と海は繋がっており、
人の生活は必ずどこかの川の“流域”に属すことで成り立っています。

普段は市町村=地域名で区画された土地を見ている私達ですが
もし一つの川の水質やそれを取り囲む自然を保護しようとするならば、
人が勝手に考えて引いた線=“地域”と言う概念は無意味です。
「ここまでが私、そこからは知らなーい」ということでは、
本当の保護保全と言うのは成されていかないと言うことになります。



写真.JPG
エコ花の家づくり、ショップの運営とも、
“環境”への負荷をなるべく少なくしようという精神が根底にありますが
それというのも、
私達はこの地球の土地を貸りて動植物と共に生きているという事実があるからです。

だから環境に負担になることはなるべくやめよう、正しい優しい物を選ぼうよ、ってことです。
こうした姿勢を「偉いね〜」と特別なことのように褒めて下さる方もおられますが、
私はごくごく、自然な発想だと思うのです。


むしろ考えないほうが、問題では?


「流域地図」を見てもわかると思います。
国、都道府県、市町村というのは、人が勝手に引いた線に過ぎず、
私たちが住んでいるのはまぎれもない、大地=地球なんですね。





最近、そのような内容の本を読んでおり、とても納得でご紹介した次第です。
流域地図。
ご興味の方は調べ進めてみて下さい。

川崎市高津区が推進する持続可能な循環型都市の再生と創造に取り組むプロジェクト
「エコシティたかつ」

尚、三浦半島の先端近くにある「小網代の森」は、浦の川という小さな川が谷を作り、
源流から河口までゆっくり歩いて1時間くらいらしいですが、
あるがままの流域の自然が残っているということで、保護されているのだそうです。
こちらもどうぞ→「小網代の森と干潟を守る会」




posted by エコ花 at 18:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅、お散歩
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