2012年08月22日

東北の手間と暇

今日は一つ、会期末の展覧会をご紹介します。


六本木ミッドタウンに隣接している21_21 design sightという、デザインを切り口にした美術館の企画展です。


      「テマヒマ」展
      temahima.jpg

東北の手間ひまかけて作られたものの中から、特に「食」と「住」にスポットを当てて紹介しています。
機械化され、大量生産されるのが当たり前の時代。
モノがあふれる世の中にあって、ここで取り上げられている東北のモノというのは、
限られた素材と、職人の手に宿る卓越した技術だけを頼りに作られるものばかりで、
見ているとどこかほっとするような人間味に満ちていて、安心感に似た感情を覚えます。

高度経済成長とともに求められたモノづくりの在り方、
より早く無駄なく、効率的に、合理的に・・・!
その結果、私たちが得たものは「便利さ」です。
だけど反面、モノの正しい見方やあり方、自分たちの身体の動かし方や感覚、
なにより人と人・人とモノとが心を交わせることで得られる幸福を忘れてしまったように思います。




      DSCN2890.JPG

私たちは、家づくりをやっていますが、正直、他の工務店よりも時間を要します。
だけどそれは、昔からの技術や素材を大切にしたい、できる限り素材を無駄なく生かしたいという想いから、
あえて非効率的ともいえる手段を選らんでの結果です。

      DSCN2846.JPG

忙しいという字は、りっしんべん=“こころ”に、亡くす=“失う”という字があてられています。
つまり、目の前のことにとらわれて、余裕のない状態を言います。
また、英語の「忙しい」=busyから転じて、Businessmanとは“心を失った人”だという解釈もあります。
これには少し皮肉も入っているのでしょうね。





手間と暇をかけること。

「テマヒマ展」のひとつひとつを見ながら、改めて“時間”の大切さと価値を思ったのでした。
美しい映像と職人の技、できあがったモノの美しさと、込められたストーリー。必見です。

といいつつ、会期は今週26日までです。あせあせ(飛び散る汗)
お近くの際にはぜひ。


テマヒマ展
21_21 DESIGN SIGHT
住所:東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン・ガーデン内
電話:03-3475-2121
電車:都営大江戸線・東京メトロ日比谷線「六本木」駅、
   千代田線「乃木坂」駅より徒歩5分



posted by エコ花 at 18:52| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント、アートのこと
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