2012年06月20日

拭き漆教室ご報告vol2

昨日に引き続きまして、漆教室のご報告です。
今回は拭き漆の完成編!


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藤原さんに持ってきていただいた、「汁椀」の仕上がりはこんな感じ。激変しました。
塗った直後がいちばん色が濃いのだそうです。
月日を経て、使い込むほどに艶が出て透明度が増すとか!楽しみですね。


        DSCN4384.jpg
Sさん手製の、取っ手付きのうつわは一度目でこんなに味のある色になりました。
栗がお気に入り素材のSさん、導管が目立つ樹種なので、このあと“目止め漆”をしていました。
これは漆に、木の粉(とのこ)を混ぜてパテの用に用いる技法です。
それを施すと、導管に漆が吸い込まれるのを防ぐ効果があるため、以降の発色が変わってきます。

実は、漆には色々な混ぜ物ができます。
顔料はもちろん、木の粉、小麦粉、上新粉、米粒・・・お料理じゃありません。
だけど混ぜる素材は意外なほど身近なところにあります。
小麦粉や上新粉・米はでんぷん質ならではのペトペト感が重要。それを利用して「糊」としたりします。
その辺のことは、またさらに後日…書きますね。


DSCN4385.jpg
こちらはEさんが「大特価だった!」と、持ち込んだ縁が黒柿の角盛り。
力強い、どっしりとした仕上がりになりました。木目の違いが面白いです。


さて、こちらは染色コーナー。
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意外と(?)漆教室ですが、一番みなさんが盛り上がるのはここかもしれません。
(左)植物染料スオウで木地を赤く染めあげます。この上から拭き漆をすると、右のように…
(右)去年染めて、一度塗りしたケヤキの椀。なんて美しいのでしょう!
塗り重ねるほどに色に深みが生まれるようです。

そう、拭き漆は既に塗装してあるモノに対しては、メンテナンスという点で非常に優れています。
色つやが増し、生まれ変わるのですね〜。


        DSCN4441.jpg
こちらはMさんがお持ち込みした、小物入れ。
既に漆が塗布してありましたが、劣化して肌が少しカサついていました。
それが一度の塗り直しで、見事つやぴかに!周りの景色を反射してます。


DSCN4438.jpg
そしてこれはsai愛用の藤原さんのお盆。
ぴっかぴかぴかぴか(新しい)感動!


みなさんのお宅にも、埃っぽくなってカサカサしちゃった漆のものが眠っていませんか?
このように一度の塗り直しでも綺麗になりますよ〜。
塗り直しメンテナンスしながら使えば、モノも長持ちします。
是非来年は一緒に、いかがですか?


次は割れちゃった陶器の修復編です♪


posted by エコ花 at 20:37| Comment(0) | TrackBack(0) | お教室・ワークショップ
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