食卓ではそのツーンとした香りを楽しむモノだったり毒消しだったりしますが、
これが火災警報器に応用されて、注目された。というニュースです。
【わさび臭で火災知らせる装置にイグ・ノーベル賞】
まじめなのにどこかおかしい科学研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が29日、
米ハーバード大で開かれ、わさびのにおいで火災を知らせる「臭気発生装置」を開発した
シームス(本社・東京都江東区)のチームが「化学賞」を受賞した。
同社は、火災報知機が作動すると、わさびから抽出した成分を噴霧、眠っている
聴覚障害者も火災に気づく装置を2009年に発売した。正式な授賞理由は「火災や
その他の緊急時、睡眠中の人を起こすのに理想的な空気中のわさび濃度の決定、及び
わさび警報機発明への応用」で、実験では、鼻づまりの人以外、1〜2分で目が覚める
ことが確認されたという。
式に出席した開発チームは「次は靴の不快なにおいを消すわさびスプレーを開発したい」
とあいさつした。種村秀輝・同社取締役は「世界中の聴覚障害者に商品を知ってもらう
いい機会だ」と話している。
(読売ONLINEより抜粋)
他の受賞一覧はこちらより。↓
わさび、普通は、口に入れるもの。
人間の身体に対して“内部から”どう作用するのか、という点にばかり興味がいきますが
その特徴を外部刺激として活かすと、このような新しい・且つ原始的な発想の道具の
研究、開発に繋がるのですね〜。他の研究も面白いです。
日頃からものごとを楽しむこと、ちょっと違う角度からとらえて見られることが
イグノーベル賞を受賞される方々の特徴なのだと思っています。
ガチガチの固定観念や先入観は、時に人の動きを不自由なものにしてしまいます。
いつも少しの「ユーモア」を。
sai
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