2011年02月01日

三保の松原の松

ここのところ、食べものの話題が続きましたので、少し旅のお話を致しましょう。saiです。

「新日本三景」、「三大松原」というものをご存知ですか?
私は調べるまで聞いたことがなかったのですが、
・北海道の大沼、・静岡県の三保の松原、・大分県の耶馬渓が“新”日本三景。
そして、三大松原は 虹の松原(佐賀県)、三保の松原(静岡県)、気比の松原(福井県)
または舞子の松原(兵庫県)を言うそうです。
ちなみに天の橋立は日本三景(松島、宮島、天の橋立)の一つです。

さて、みなさん、どれだけ行ったことがありますか?

DSCN7158.JPG
こちらは、静岡県、三保の松原。(新日本三景、日本三大松原)


三保松原は、三保半島に生活していた先人たちが海岸線に自生していたマツの
保護、植林を繰り返すことによってできた約54,000本の松林です。



ということで、見渡す限り松なのですが、一本、“羽衣の松”という老齢の松があります。
この松に伝わるお話は能の演目にもなっていて、特にその衣装がきらびやかなのと、
舞が美しいことで有名です。伝説はこうです。

DSCN7153.JPG
『昔々、三保の村に伯梁(ハクリョウ)という漁師がおりました。ある日のこと、
伯梁が松の枝にかかっている美しい衣を見つけて持ち帰ろうとすると、天女が
現れて言いました。「それは天人の羽衣です。どうかお返しください。」
ところが伯梁は大喜びして返す気配を見せません。すると天女は「その羽衣が
ないと天に帰ることができません」と言って泣き出しました。伯梁は天上の舞
を見ることを条件に羽衣を返しました。天女は喜んで三保の春景色の中、羽衣
をまとって舞を披露。やがて空高く天に昇っていきました。』満月の夕刻、
美しい月明かりの中で踊ったと言われています。



神秘的なお話が人から人へ伝わる、松林が先人たちに愛されていた証拠です。
美しい風景を求めてここへ集まった人たちはみんな、ダイナミックに躯体を
曲げて群生する松を目の前に、スケール感を喪失して、覆いかぶさる枝葉の下を
上を見ながら散歩しています。
すぐそばの海からは、波の音。水平線が広がります。

日ごろ、街中では絶対に感じられない、この、大きさ。お近くの際は足を運んでみて下さい。
ちなみに、この周辺地域ではこれからの時期、“いちご”狩りもできますよ。




今はだいぶ老木も増えていることと、マツクイムシの脅威にさらされているため
“保全”には気が抜けないようです。美しい、ように見える松林の各所には、
あちこちにプレートが貼り付けられていました。

DSCN7174.JPG DSCN7172.JPG


なんとなく、痛々しさも感じたのでした。
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posted by エコ花 at 10:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅、お散歩
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